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月別アーカイブ: 2024年8月

台風一過、教育について語ってみます!

今週は、台風10号の接近による2日半にわたる閉所にご協力いただき、ありがとうございました。台風の力はすさまじく、被害確認に来ると園庭にある園舎増改築記念樹がぽっきりと折れてしまっていました。

子どもたちは保育園にくるなり、「なんで木がたおれてんのー!」「桜の木がおれてるー!!」と自然の脅威に衝撃を受けた様子でしたが、「きっと虫がいっぱい来てるー!」「つかまえようー!」とすぐに超プラス思考に切り替え、虫取り大好きの子ども達でした。笑

何とか木は起こしていただきましたが、根を張ってくれるかどうか。子ども達にとっても園にとっても大事な木なので、なんとか生き返ってほしいところです。

 

さて、本日でプール納めとなりました。この2ヶ月間のプールや水を使った「遊び」を通して、子ども達は様々な学びを得てきました。月末なので、ちょっと教育的な話もしてみようと思います。

『子どもは、一生懸命遊びます。』

大人は、「一生懸命」という言葉と「遊ぶ」という言葉が結び付くことに、違和感を抱くかもしれません。大人の世界では、遊んでいるという状態と、一生懸命やっているという状態が対の存在として捉えられることが多いからです。しかし、子どもは遊びだからといって手を抜きません。「まあこのへんでいいや」みたいなものは全くありません。大学院まで出た私から見ても、素晴らしい探求心、追求心です。だからこそ「一生懸命遊ぶ」という一見不思議な言葉が通用するのです。

幼児教育の根本にある考え方として、子どもにとって「遊びは学びそのもの」であり、学びは遊びでなければならないというものがあります。そのため、子どもは遊んでいるとき、同時に学んでいるわけですが、「学んでいる」という意識はありません。子どもは、ただその行為をすることが目的そのものであって、その行為自体を楽しんでいるからです。遊びを楽しむ中で、無意識に、その遊びに関わるあらゆるものを、ひとまとまりの全体として、自分の心と体に引き受けていきます。これが、幼児期における学びです。

そのため保育士は、「こういう環境をつくれば、子ども達はこうやって遊ぶんじゃないか?」と子どもの姿を想像し、環境構成を行うことによって遊び(=学び)を促します。うまく行かないときは環境の調整を行い、「遊びたくなる」ようにしていきます。

やりなさいと指示されて強制的に「やらされる」のは、幼児教育ではありえません。

体育の分野で有名な話があります。

昔、逆上がりが出来なかった子に、毎日一生懸命に指導をした教師がいました。子どもは先生のサポートを受けて毎日一生懸命に練習をして、やっと逆上がりができるようになりました。その時、子どもはうれしそうな顔をして「これでもう逆上がりしなくていいんだね」と言ったというエピソードがあります。教師はよかれと思ってやっていたことが子どもを苦しめていたことに気づき、大変ショックを受けたようです。

大人は「できるようになったらうれしいだろう」とか、「逆上がりができるようになって自信がつくだろう」とか、「努力して達成することの大切さを学べるだろう」とか色々と勝手に美化しますが、子どもにとってその過程は苦痛でしかありません。成長の実感や達成感どころか「やっと解放された」「やっと終わった」という感覚です。また、完成形を大人が大人の都合で勝手に設定して、何度も”失敗させられる”中で、その子の中での自己評価は確実に傷ついていきます。

「こういう力を身につけてほしい」という願いや、「自信をもってほしい」、「努力して達成する喜びを味わってほしい」などの大人側からの思いがあること自体は素晴らしいことですし、間違いではありません。しかし、それはやりたくないことを強制されることによって”しか”身につけられないものなのか子どもと関わる大人はよ~く考える必要があります。

子どものうちは、大人が活動を指示してあーだこーだ指導する必要はありません。子どもが楽しい!と思っていろんな遊びに興味・関心を持って自分から取り組んでくれる状態を善しとし、「その遊びが深まるように支援するという役割に徹したほうが、最終的には子どもは豊かに育ちます。子どもには、子どもの世界で、のびのびと自由に遊ばせてあげてください。

今週もありがとうございました!来週もよろしくお願いいたします!

園長 松下烈

明日以降の開所について

メールにて配信したものと同じ内容です。

ひなぎく保育園保護者の皆様
ラビット館保護者の皆様

台風10号の接近に伴う2日半の閉所にご協力いただき、ありがとうございました。台風についてはピークを過ぎ、少しずつ落ち着きを見せています。各ご家庭において、大きな被害はありませんでしたでしょうか。現在、被害にあわれている方については、一刻も早い復旧を願っております。

明日以降の開所についてお知らせします。
明日は午前7時45分より、園児及び学童を受け入れます。
ひなぎく保育園、ラビット館の双方に、軽微な被害が出ておりますので、開所前に復旧作業及び安全点検の時間を頂きたく存じ上げます。
いつもより受け入れ開始時刻が遅くなり、大変ご迷惑をおかけします。安全な保育・支援の提供のため、ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
保育園の給食につきましては、通常通り実施します。

倒木等により通行不可となっている道も見られますので、明日登園される方につきましては、くれぐれもお気をつけてお越しください。

※今後、「再度暴風域に入る」、「線状降水帯の被害が発生する」、「大規模な停電が発生する」などの事態が生じた場合、開所時間を変更する可能性があります。登園前に、変更のメールが来ていないかご確認いただくよう、お願い申し上げます。

このメールは配信専用です。ご質問のある方は、園ホームページより公式LINEに飛んでいただきお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。

ひなぎく保育園
園長 松下 烈

イベントがたくさんの1週間でした!

今週は英語保育、身体測定、お誕生日会、流しそうめんにLet`s体操、硬筆と、イベントが盛りだくさんでした!

今週は、英語保育と流しそうめんをピックアップして紹介します。

英語保育は、英語の「学習」ではありません。楽しく踊り、歌い、ゲームに参加する中で、英語表現(語彙や音)や異文化に対して親しみを持ちます。笑顔で「Let me try!」と手を挙げゲームに参加する様子は、いかに英語保育が子ども達にとって魅力的であるかを物語っています。写真は今週の未満児さんの様子です。いずれ以上児さんの様子もご紹介します!

今年度は天気や台風、感染症の影響を受けず、無事に流しそうめんを実施できました!(数年ぶりの開催だったようです。)以上児さんたちは前日や当日の朝、しっかりと天気予報をチェックしてきたようで、22日の天気の話で持ち切りでした。みんなと~っても真剣な顔でそうめん流しに取り組んでいました!

ひまわり組さんは、お箸で挑戦したい!という思いがあったようで、はじめの数分間はお箸で挑戦しました!水流に乗って麺がするすると逃げていくのでかなり難しいですが、一生懸命に頑張っていました。ひなぎく保育園では、挑戦したい!やってみたい!という気持ちを尊重します。失敗したとしても”自分の意思で挑戦した”こと自体が称賛に値します。ご家庭でもほめてあげてください!

「自分の気持ちが受け入れられる」、「意見を聞いてもらえる」経験を積み重ねることによって、子ども達は自信や安心感を持っていきます。この自信や安心感があってこそ、さまざまな活動に主体的に取り組むための自己肯定感や自己有能感が培われていきます!

 

来週はいよいよプール納めです。子どもたちが大好きな水遊びや泥遊びは、とても貴重な体験・気づき・学びを提供してくれます!子ども達の笑顔のためにいつもお洗濯や準備にご協力いただき、ありがとうございます(^^♪

今週もありがとうございました!来週もよろしくお願いいたします!

お盆明けの保育園

お盆が明け、徐々に登園するお友達が増えてきました!

今週は登園するお友達が少なく、いつも以上にのびのびと過ごしてくれました。いつもは出てこないおもちゃで遊べたり、いつもは作れない大作を作ってみたり、少人数ならではの楽しみ方を見つけていました!

今年度からLet`s体操と空手が始まり、できることがどんどん増えてきている以上児さんたち。7月の初めは顔をつけられなかったプールも、今では「顔つけてブクブクできたよ!」、「目あけて泳げたよ!」とできるようになったアピールが止まりません。プールができるのもあと2週間。早寝早起きや手洗いうがいなどの体調管理を心がけ、最後まで楽しんでほしいものです。

来週は身体測定とお誕生日会があります。8月生まれのお友達は7人もおり、にぎやかになりそうです。天気が若干怪しいところですが、今年こそは流しそうめんができるといいな…と思っております!来週もよろしくお願いいたします。

8月の園だより・献立表

8月の園だよりと献立表を公開します。画像をタップするとファイルが開きます。

ホームページのリニューアルに伴い、公開が遅れましたことをお詫び申し上げます。

 

 

 

ホームページをリニューアル致しました。

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よろしくお願い致します。